The world drawn by Takuma Tanaka, a writer in the National Museum of England! Oil, true work! No. 30 size. Recent works are on sale for over 100,000 yen. A work published on ARTNET.

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Price:511000.00

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Condition:New and sealed

Bid Start:2020-05-20T15:23:56+09:00

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2020-05-24T22:47:51+09:00

英国国立美術館収蔵作家、田中拓馬が描く世界!油彩、真作!30号サイズ。最近の作品は数十万円以上で落札記録中。ARTNETで掲載された作品。
田中拓馬が人間界を取り巻く世界を描くシリーズです。こちらの作品は以前シンガポールの取り扱いギャラリーからARTNETのページで紹介されていくつか問い合わせがありましたが、値段的な折り合いがつかず、眠っていたのをさらに手を加え、3年がかりで仕上げた作品になります。

“捕らわれの宇宙人.”

油彩、キャンバス30号サイズ、額装 
作品サイズ 91×72㎝ 額サイズ 108×90㎝
2018年から2020年にかけて制作
作品証明書とともにお渡しします。
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作品「捕われの宇宙人」 容易には言葉にしづらい不思議な雰囲気が魅力的なこの作品について、まず目に行くのは、田中拓馬の作品にしては写実的に描かれた女性の表情であろう。もちろん、この写実性は、18世紀に描かれた肖像画の模写を取り入れるという手法のためであり、また、写実的といってもこの作家らしい省略や細部の大胆な強調は十分に生かされているのだが、その意図はいったんおいておき、その魅惑的な表情と心行くまで向かい合うところから鑑賞をはじめたい。 


実際のところ、この作品の重厚でありながらミステリアスな雰囲気は、女性の表情が大きな要因を占めているだろう。ただし、この表情がどのような感情を示しているのか、それを知るのは容易ではない。作家は意図的に、明確な感情を描きこむのを避けたと見るべきであろう。 


それでは、表情の謎については後でもう一度考えるとして、他の要素に目を向けていこう。作品タイトルの「捕われの宇宙人」とは、女性の手の内にある“ネコウサギ”(彼の近年の作品に多く登場するキャラクター)のことであろう。また、下部の2人のネコウサギの前にあるのは、「人間寿司」であろう。「人間寿司」とは、田中拓馬の従来の作品を知る者には周知のように、近年の田中の代表的なモチーフである。ネコウサギと人間寿司の対比は、多くの作品で、人間が食べ物にされてしまうというショッキングな形で提示されており、多くの場合、ネコウサギは人間を取り巻く様々な状況の暗喩として現れる。


 しかし、この作品では、さらにネコウサギが女性の手によって持ち上げられており、苦しんでいる表情さえ浮かべている。これは従来の人間寿司の作品群とは異なっており、強者すら被害者にならざるを得ない状況を示唆しているのであろう。


 そのことを踏まえたうえで、女性に戻ろう。女性の顔を注意深く見た時に、不思議なことに気づく。この女性はネコウサギや人間寿司をつかんでいるにもかかわらず、それらを見ていないのである。それではどこを見ているのだろうか。鑑賞者の方であろうか。確かにそのようにも見える。しかし、長く女性の顔を眺めているうちに、もっと遠くを見ているようにも見えてくる。おそらく、この視線こそ、この作品の鍵を握っているように思う。 


このような視線、つまり鑑賞者だけではなくその背後に広がる大きな世界を捉え、でありながら鑑賞者を深く見通したような視線と、感情を読み取りにくい表情の組合せが私には奇妙に魅力的に感じる。いわば、描かれているものが人間ではないもの、例えば超越的なものであるような感覚にとらわれる。そのような印象を補強するのは、ネコウサギらを簡単にとらえていること、そしてさらに、背景の黒色であろう。


 黒色の背景は、この作品とほぼ同時期に制作された「ギャングネコウサギ」でも採用されている。その作品について私は、作家の関心が現代社会の事象から、より普遍的な次元に移ったような印象を持ったが、当作品でも、背景の黒色は現実的なものの暗喩ではなく、例えば「無意識」のような、あるいは「運命」のような、いわばより深い領域を示しているように感じられる。 


そしてそのような黒が、女性の半身を包んでいるのである。もう一度女性を見てみよう。女性が漆黒の闇から顔を覗かせたように見えてこないだろうか。 


私には、この女性が私たちになにかを告げに来た超越者のように見えてきている。その「なにか」が何なのかは、鑑賞者の解釈にゆだねたい。しかし、どのような解釈を取るかということとは別に、私たちが理不尽に、このネコウサギたちのような扱いを受けてしまうかもしれないという恐れをこの作品は鑑賞者に与える。しかも、矛盾しているようだが、大きなものに包み込まれるような感覚も同時に受けるのである。

文:内田淳 1977年生まれ。男性。工房ムジカ所属。現代詩、短歌、俳句を中心とした総合文芸誌「大衆文芸ムジカ」の編集に携わる。学生時代は認知科学、人工知能の研究を行う。その後、仕事の傍らにさまざまな市民活動、社会運動に関わることで、社会システムと思想との関係の重要性を認識し、その観点からアートを社会や人々の暮らしの中ににどのように位置づけるべきか、その再定義を試みている。 田中拓馬とは高校時代からの友人であり、初期から作品を見続けている。

田中拓馬は今後11月にロンドンのSaatchi galleryという現代アート屈指の美術館での展示や、ニューヨーク一流オークションへの秋の出品も予定されています。
また、只今海外の顧客へもオンラインで販売を強化しています。

NYやシンガポールのギャラリーと密に交流してます。こちらのオーナーなどからも推薦の言葉をいただいています。


価格があまりにもこちらの予想と違う場合には作品をおろさせていただくこともあります。
Seller Idmagazine222422
Overall rating53
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